動物の診療 第9回 なん・・・だと・・・
(2015.5.12)

激しい吐き気が続いている仔犬のレントゲンです。

胃に何かあります。
このように真っ白に写るのは金属や石のような硬い物体です。

手術で取り出す事にして、入院となりました。
入院中も吐き続けていてかなり辛そうです。

午後の診察をしている間に点滴をししつつ、手術に使う機材の準備やスタッフとの打ち合わせを行っていきます。
手術前に痛み止めを投与しておきます。

1日の診療が終わり、手術を始める事にしました。
開始直前に再びレントゲンで異物の位置を把握します。




異物が大腸まで移動しています。ここまでくると何もしなくても自然に出てきます。




・・・・というわけで、治療(特に何もしていない)によりすっかり元気になり、しばらく病院で遊んで帰宅しました。

翌日出てきた異物は石ころでした。