動物の診療 第6回

皮膚にできるカタマリ
(2014.11.15)



うさぎのおしりに丸いかたまりが有ります。しっぽの上の方です。さわると、イビツな消しゴムみたいな触感です。だんだん大きくなっています。

どうやら腫瘍のようです。サイズが小さいうちに手術したほうが切る面積が少なくて済みますし、仮に悪性腫瘍であれば転移する可能性もあるので、取るなら早い方が良いでしょう。



手術で取りました。
取ったカタマリは「病理組織検査」を行います。医療ドラマなどで「切除完了、病理に回せー」とか言ってるアレです。
検査の結果は「基底細胞腫」という良性の腫瘍でした。

清潔に保つためにどうしても毛刈りは必要で、毛が生えてくるまでに少し時間がかかります。



麻酔から覚めた後はごはんを食べたり院内を探検したりして過ごし、翌日帰宅しました。